遊離砥粒
遊離砥粒とは、研磨や切削作業で使用される粒子のことを指します。遊離砥粒は研磨材や切削工具に取り付けられることなく、作業面と直接接触して摩擦を生じ、材料を削り取る役割を果たします。
遊離砥粒の特性
転がることで加工
遊離砥粒は、液体やスラリーと混合され加工環境内で自由に移動し、工作物の表面をスムーズに転がることで加工を行います。流体なので複雑な形状をしたワークでも加工を行うことができます。
添加物による影響
粘土やpHを調整する添加物を混合し、砥粒の凝集を防いだり研磨効率を向上させることが可能です。
砥粒の劣化
固定砥粒と異なり自生作用がないため、砥粒の摩耗に注意する必要があります。